【Episode 5.2 in Cambodia】カンボジアに根深く残る地雷問題に直面して。
こんにちは☀️
世界一周も139日目、現在地はスペイン🇪🇸バレンシア
地中海に面した温暖な気候のため、この時期でも海で泳いでる人がいます😂
ヨーロッパのビーチは、女性でもトップレスの方が多いです😏
そんな陽気なスペイン人とトップレスの女性方を横目に砂浜に座りながら”かなり真面目な”ブログを書いています。(笑)
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今日は5カ国目カンボジアのシェムリアップで訪れた地雷博物館について書こうと思います。
カンボジアと聞いてイメージするものを2つ挙げなさいと言われたら、多くの人が「アンコールワット」と「地雷」をイメージするのではないでしょうか。
僕の頭の中のカンボジアのイメージが正にその2つでした。
だから
カンボジアに行ったら地雷について絶対に自分の目で学びたいと決めていました。
宿の前にいた下ネタばっか喋ってる陽気なおっちゃんのトゥクトゥクに乗ることシェムリアップの中心地から45分
アキ・ラーさんが私設した地雷博物館にやってきました。
こちらがアキ・ラーさん。ポル・ポト政権時代にカンボジア兵として地雷を埋めていましたが、地雷の恐ろしさを実際に知りカンボジアを平和な国にしたいという強い想いから、現在はカンボジア中の地雷撤去に尽力されている方です。
中田英寿も実際にこの博物館に訪れたそうです。
カンボジアの地雷が多い原因はカンボジア内戦時代にあります。
1970年から1993年のカンボジア内戦時代、政府軍もポルポト率いるクメールルージュも、埋めた場所の記録もせずにその数600万とも言われる数の地雷を自国の土地に埋めまくりました。
(このあたりの歴史は、ベトナムやタイ、中ソ関係、アメリカが関わってきたりと複雑なので、一度キチンと勉強したいです💦)
この時に埋められた時代が現代に至るまで残り、カンボジアで生きる人々に被害を与えている訳です。
これは衝撃的でした。
地雷の山です。
対人地雷はあえて殺傷能力を抑えて作られています。
兵士を殺さずに手足を失うなど怪我を負わせることで、看病に当たる人などが必要になり、相手にとってダメージが大きいと考えられたためです。
これらの地雷がカンボジアにまだ数百万と埋まっており、毎年何百人という人が被害に遭っています。
そしてその半数は、子供です。
教育が行き届いてなく読み書きが十分にできない子供は、警告が貼ってあっても間違えて踏んでしまうこともあるそうです。
私たちが観光客として足を運ぶ範囲には地雷はほぼないと言って大丈夫だそうですが、国境付近などには多数の地雷がまだ埋まっています。
カンボジアの地雷の1番の問題は、何も罪のない後世の人間に被害が及んでいることだと思います。
そしてその原因は、本来必要である地雷を埋めた場所の記録を残すことを怠ったことにあると思います。
カンボジアに根深く残る地雷の問題。
これは負の遺産ではなく、現在進行形の負の問題だなと改めて強く感じました。
地雷に人生を狂わされながらも、強く生きカメラに向かって笑う彼らの写真が、胸に突き刺さりました。
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高橋大地